まもなく、窯詰開始です
もう今年も残り僅かに成りましたね、早いものです。
普限窯 第7回焼成が、新年の1月2日から始まりますが、作品の窯詰が、12月26日から開始されます。
作品エントリーの告知を忘れていましたが、なるべく早めにお持ち寄り下さい。
まだ、少しは余裕が有ると思いますので、25日迄には御持ち頂けるか、郵送して頂ければ・・・。
今回は、2度目の10日間焼成なので、焼き上がりが今から楽しみです。
今日は、普限窯の作品から、釉たまりの作品を紹介します。
普限窯では、松の薪材で焼成を行っています。
松の灰が作品に掛かり、灰の成分から釉となる成分が溶け流れ、作品に自然釉ならではの
景色となっています。
釉が溶けビードロとなり、色々な表情を醸し出すのですが、すべて偶然では無く、
意図した方向付けで、作品を焼成しています。
ある程度は、配置を考えたり、薪のくべ方を工夫したりして、望みの作品を狙っているのですが、
色んな要素が有るので、思うように行きませんが。
通称、目玉といって徳利等の腹部分に、人間の目のような文様が付いた作品です。
これは徳利ですが、何点か掲載します。
見事な貫入が入ってますね。
このクリアーな緑のビードロは、赤松か、黒松の薪でしか出ません。
一度の焼成で、良くて1.2点摂れたら良い方で、摂れない時が多い貴重な作品です。
前回の焼成で、撮れた小山さんの作品で、ガラス状のビードロが糸を引いてますね。
では、どのようにして作られるか、本邦初公開です。
まず、窯詰からスタートです。
通常は、窯詰は窯元の企業秘密みたいなもので、余り公開されてません。
なので、全体は掲載できませんが、一部を見て頂きますね。
窯詰時に、他の作品の上に、横向きに設置します。
このように配置して、松灰が上に掛かり、ビードロが溜まり、下の方に流れて、
一番下に滴(しずく)となって、形成されるのです。
でも、そのまま窯出しまで、放置すると、下の作品と引っ付いてしまうので、作品となりません。
なので、焼成中にタイミングを見て、引き出すのです。
そのタイミングが、とても微妙で、上手く溜まって居る時に出さないといけません。
また、たまりすぎて、落ちてしまう事も常です。
焼成中の様子です。
登り窯は、炎をみて温度を確認したり、またビードロの流れ具合を、
目で確認しながら作業を行います。
サングラスを掛けて目を凝らすと、ビードロの流れが、見えるのです。
残念ながら、カメラではそこまで撮らえきれません。
次回はどのような作品が、摂れるのでしょうか?
今から楽しみです。
今からでも間に合います。
作品エントリーをお待ちしています。
また、焼成に参加も可能です。
皆さんとお会い出来る事を、楽しみにしています。
では、またね~
photo and write by APSあーちゃん でした。
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by photo-by-aps | 2012-12-22 00:01 | 御案内